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学校生活ブログ

宿泊研修を終えて

2019/05/09

『宿泊研修を終えて』
 

  研究部主任 田代 修一
 

 今年も4月24日から26日まで、大分県中津江村にある鯛生スポーツセンターで1年生宿泊研修を行いました。私自身この研修には3年連続の参加です。場所は同じでも生徒が変わればその空間は全く別のものになる。そんなことを改めて実感した3日間でした。

この研修の目的の一つに「集団生活を通してお互いの友情や相互理解を深める」というものがあります。福岡から離れた山奥で携帯電話も持たずに過ごす生活はこの目的に添った最高の環境でしょう。集団行動や合唱などの研修内容も申し分ありません。実際にこの研修を通してクラスの友達のことを理解できた。そう実感した人は多いと思います。しかし本当にそうでしょうか・・・。私自身はそう簡単にお互いのことを理解し合えるものではないと考えています。

例えばこの3日間の中で明るい笑顔をたくさん見ました。反対に何かに苛立って怒っていたり、悲しく泣いている顔もありました。その表情の一つ一つは確かに印象的ではあります。しかしその表情が当事者の真実を映し出しているかといえばそれはまた別の話です。何故ならば私がその時に目の当たりにした出来事は日常のワンシーンに過ぎない。そう思っているからです。シーンは日々刻々と変化します。人の気持ちも変わります。はっきりしているのは泣いている人間は今泣いている。怒っている人間は今怒っている。そのことだけでそれ以外のことはわかりません。

私は嫌いな人はいません。苦手な人もほとんどいないと思います。人の悪口を言うのも好きではないです。こう言うと「嘘をつくな」と言われそうですが多分嘘ではないと思います。時に意見が合わずにぶつかることもありますが、これもまた人生のワンシーンです。その人を嫌うというレベルのものではないと考えます。そしてこの考えは自分自身に対して「くよくよと悩む必要はない」という付加価値も与えてくれます。

393人という「出会いの奇跡」に感謝出来る心を培って欲しいと思います。

 

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